会長挨拶
Greeting
公益社団法人 日本視能訓練士協会会長 丸林 彩子
視能訓練士は、乳幼児からご高齢の方まで、生涯にわたる大切な「目の健康」を守る医療の専門職です。斜視や弱視の視能矯正、眼科における各種検査、そして視能障害を持つ方々へのケアなど、国家資格を持つ専門職として1971年(昭和46年)の誕生以来、みなさまの「視能」を守り、育てる役割を担ってまいりました。
近年では医療の現場だけにとどまらず、「アイフレイル」の普及啓発や「3歳児健康診査」への参画など予防医療にも積極的に取り組んでいます。このように保健・福祉の領域とも連携し、みなさまの生活に寄り添う私たちの専門知識と技術は、社会からますます期待されるようになっています。
このような時代の変化の中で、私たちはこれからも専門性の向上に努め、他職種と協働しながら誰もが質の高い眼科医療を受けられる社会の実現を目指してまいります。
主な業務
| 眼科検査 | 視力検査、眼鏡検査、コンタクトレンズ検査、視野検査、眼圧検査、画像診断検査、眼底写真撮影、電気生理学的検査等 |
|---|---|
| 視能訓練 | 弱視に対する弱視視能訓練や、斜視に対する両眼視機能検査および斜視視能訓練 |
| 眼科検診 | 生活習慣病や三歳児健康診査での眼科各種検査 |
| 視覚障害ケア | 視覚障害者に対する拡大鏡・遮光眼鏡などの補助具選定およびリハビリテーション指導 |
日本視能訓練士協会は,1971年(昭和46年)の視能訓練法士の制定時に設立され、約半世紀を迎える職能団体です。1988年(昭和63年)に社団法人化され、2012年度(平成24年)からは内閣府の管轄下である公益社団法人に移行しました。公益を担う団体として社会的責任を果たすため、様々な事業をおこなっております。
まず良質で安全な医療技術を国民に提供するため、最新の知識・技術を得てそして高い倫理観を持つことを目的とし、生涯教育事業や学術活動等を積極的におこなっています。国家資格取得後も、この生涯教育事業を通じ視能訓練士として自己研鑚することで資質の向上を図り、視能のスペシャリストとしてその専門性を高めたいと考えております。
国民の皆様の眼の健康を守るため、協会では乳幼児健診や成人の眼疾患の早期発見・早期治療を目的とした健(検)診事業もおこなっています。近年では予防医学の重要性が高まっており、自らの健康を適切に維持・管理することが大切になってきております。国民の皆様の大切な眼の健康を、生涯を通じて守るため、視能訓練士として何ができるのか真摯に追求していきたいと思っております。
現在、医療は過渡期を迎えています。超高齢化に対応した医療制度の変化と効率化、先進医療の推進など時代のニーズに適応できる視能訓練士を目指し 会員一同、より一層努力していく所存です。
今後ともご支援の程どうぞよろしくお願い申し上げます。