視力|視能の矯正・視力に関する専門団体「日本視能訓練士協会」

日本視能訓練士協会
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視能訓練士の生産性・専門性評価

平成24年8月 理事対象診療報酬調査 調査結果

目的・・・
大学病院(11施設)・総合病院(7施設)・個人眼科(3施設)に勤務する理事を対象に、検査実施総件数を勤務日数、従事する視能訓練士総数で割り、1週間あたりの視能訓練士1名が施行した検査を保険点数換算して生産性を評価した。
期間・・・
2012年4〜8月の任意の連続する1週間
大学病院
(11施設)
一般病院
(7施設)
眼科病院
個人眼科
(3施設)
4週間換算 合計数×4 1280.2 126738.68 1321.72 128241.16 1469.36 131182.92
検査項目 点数 平均
件数
合計
点数
平均
件数
合計
点数
平均
件数
合計
点数
超音波検査法(A mode) 150 1.33 199.50 2.79 418.50 0.15 22.50
超音波検査法(B mode) 350 0.15 52.50 5.20 1820.00 0.30 105.00
脳誘発電位検査 670 0.03 20.10 0.11 73.70 0.00 0.00
眼底カメラ撮影 56 11.29 632.24 4.57 255.92 4.37 244.72
広角加算 156 0.16 24.96 0.00 0.00 0.00 0.00
眼底カメラ撮影(FAG) 400 1.33 532.00 1.04 416.00 1.89 756.00
広角加算 500 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
眼底カメラ撮影(FAF) 510 0.70 357.00 0.00 0.00 0.00 0.00
広角加算 610 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
眼底3次元画像解析 200 18.47 3694.00 14.11 2822.00 10.94 2188.00
細隙燈顕微鏡検査 112 0.00 0.00 0.00 0.00 12.33 1380.96
網膜電位図 230 0.69 158.70 1.57 361.10 0.36 82.80
網膜機能精密電気生理検査 500 0.23 115.00 0.00 0.00 0.00 0.00
精密視野検査(片眼) 38 0.98 37.24 0.00 0.00 4.72 179.36
動的視野検査(片眼) 195 8.53 1663.35 2.61 508.95 5.53 1078.35
静的視野検査(片眼) 290 12.27 3558.30 10.30 2987.00 9.80 2842.00
屈折検査 69 39.75 2742.75 52.60 3629.40 32.83 2265.27
屈折検査(調節麻痺剤) 138 2.47 340.86 1.15 158.70 1.32 182.16
調節検査 70 2.90 203.00 2.58 180.60 1.86 130.20
調節検査(負荷調節) 140 0.02 2.80 0.70 98.00 5.43 760.20
矯正視力検査(眼鏡処方) 69 1.72 118.68 4.23 291.87 5.18 357.42
矯正視力検査(眼鏡処方以外) 69 68.46 4723.74 71.31 4920.39 100.87 6960.03
精密眼圧測定 82 80.36 6589.52 88.80 7281.60 87.12 7143.84
精密眼圧測定(負荷) 137 0.00 0.00 0.01 1.37 0.00 0.00
角膜曲率半径計測 84 20.42 1715.28 33.93 2850.12 27.41 2302.44
角膜形状解析検査 105 4.32 453.60 1.01 106.05 0.31 32.55
光覚検査(アダプトメーター) 42 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
色覚検査(アノマロ・色配列) 70 0.20 14.00 0.12 8.40 0.00 0.00
色覚検査 48 0.36 269.28 0.70 33.60 0.00 0.00
眼筋機能精密検査及び輻輳検査 48 10.08 483.84 7.74 371.52 3.87 185.76
眼球突出度測定 38 0.05 1.90 0.09 3.42 0.02 0.76
光学的眼軸長測定 150 2.86 429.00 1.49 223.50 2.25 337.50
ロービジョン検査判断料 250 0.09 22.50 0.04 10.00 0.17 42.50
角膜知覚計検査 38 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
両眼視機能精密検査 48 4.44 213.12 2.14 102.72 1.59 76.32
立体視検査 48 6.17 296.16 6.08 291.84 2.11 101.28
網膜対応検査 48 4.98 239.04 1.51 72.48 1.23 59.04
細隙燈顕微鏡検査 48 0.00 0.00 0.00 0.00 33.66 1615.68
涙液分泌機能検査 38 0.57 21.66 0.51 19.38 1.80 68.40
眼球電位図 260 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
角膜内皮細胞顕微鏡検査 160 7.26 1161.60 6.08 972.80 1.95 312.00
レーザー前房蛋白細胞数検査 160 0.64 102.40 1.12 179.20 0.64 102.40
瞳孔機能検査(電子瞳孔計) 160 0.59 94.40 0.00 0.00 0.00 0.00
中心フリッカー試験 38 2.45 93.10 0.57 21.66 0.33 12.54
PL 100 0.05 5.00 0.04 4.00 0.00 0.00
乳児視力測定 60 0.79 47.40 0.20 12.00 0.03 1.80
コンタクトレンズ検査料1 200 0.00 0.00 1.48 296.00 3.00 600.00
コンタクトレンズ検査料2 56 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
視能訓練(斜視) 135 0.86 116.10 0.70 94.50 1.16 156.60
視能訓練(弱視) 135 1.03 139.05 1.20 162.00 0.81 109.35
合計 320.05 31684.67 330.43 32060.29 367.34 32795.73

青文字の検査項目の列は2007年以降保険点数が新設または改正された部分

2007年の調査では大学病院と総合病院で調査を行いましたが、2012年の調査では大学病院、総合病院の他に眼科病院および眼科診療所でも調査を行い「個人病院」として結果を表示しています。
今回の調査結果を2007年調査結果と比較しますと施行検査の件数は約1300~1470件で、平均では6.5%増加しています。
検査件数から導きだした保険点数に関しては、2007年時は約130000点で、今回の調査でもほぼ同数の約130000点とういう結果でした。
2007年以降、保険点数の改正もあり、また、検査施行件数の増加からも視能訓練士1名の生産性は向上しているものと推察しましたが、2007年時とあまり変化がないという結果でした。
しかしながら、検査項目に関して、2007年調査時は38項目だったのに対し、2012年では49項目となり、多種多様化、高度化しており、視能訓練士に課せられる役割は多く重くなっていることが示されています。

平成19年8月 理事対象診療報酬調査 調査結果

目的・・・
大学病院6施設、一般病院6施設に勤務する理事を対象に、視能訓練士1人あたり1週間の業務内容・検査件数を調べ、生産性を評価した。
期間・・・
2007年8月の連続する1週間
  大学病院
(6カ所)
一般病院
(6カ所)
検査項目 件数 点数 件数 点数
屈折検査 27 1998 55 4070
屈折検査(調節麻痺剤使用) 4 592 1 148
矯正視力検査 116 8584 120 8880
矯正視力検査(眼鏡処方) 5 370 5 370
調節検査 2 148 8 592
負荷調節検査     0  
精密眼圧測定 64 5440 74 6290
精密眼圧測定(負荷)        
細隙灯顕微鏡検査(前眼部)        
角膜曲率半径計測 18 1602 39 3471
角膜形状解析検査 2 220 1 110
涙液分泌機能検査 0   0  
角膜内皮細胞検査 6 960 8 1280
レーザー前房蛋白細胞数        
瞳孔機能検査        
中心フリッカー試験 4 152 5 190
PL法        
精密視野検査(片眼) 1 38 2 76
動的視野検査(片眼) 14 2730 11 2145
静的視野検査(片眼) 17 5100 13 3900
眼底カメラ撮影 4 152 5 190
蛍光眼底撮影        
眼筋機能及び輻輳検査 7 266 14 532
両眼視機能精密検査 7 266 6 228
立体視検査 8 304 11 418
網膜対応検査 6 228 2 76
斜視視能訓練 2 270 3 405
弱視視能訓練 1 135 1 135
ERG 1 230 1 230
EOG 0      
VEP     0  
Aモード 4 600 4 600
Bモード     1  
眼球突出度測定 0   0  
色覚検査(色相配列) 0   0  
色覚検査(色盲表など) 0   0  
コンタクトレンズ検査料(初回)        
コンタクトレンズ検査料(既装用)        
合計 320 30457 390 34770
1週間あたりの平均眼科受診患者数 863 400

件数は1人あたりの平均を算出しているので小数点以下は四捨五入した。よって空欄は0件、0は切り捨てられたものである。

平成15年度調査では1ヶ月あたり大学病院1208件(100781点)、一般病院1192件(101582点)である。今回のデータを1ヶ月4週として換算すると大学病院1280件(121828点)、一般病院1560件(139080点)となり大学病院・一般病院共に若干の増加がみられた。

平成15年度 視能訓練士 需給委員会 資料より

視能訓練士一人あたりにおける業務内容

下の表は大学病院もしくは一般病院に勤務する理事18名(平成14年度理事)を対象に一ヶ月間(平成14年8月ないし9月)集計しまとめたものである。

  大学病院
(9カ所)
一般病院
(9カ所)
検査項目 件数 点数 件数 点数
矯正視力検査 348 25752 299 22126
屈折検査 150 11100 158 11692
調節検査 41 3034 10 740
眼鏡処方 19 1406 23 1702
負荷調節検査 16 2368 7 1036
PL検査 3 300 9 900
精密眼圧検査 161 13685 307 26095
精密眼圧負荷 0 0 1 140
眼筋機能検査 66 2508 37 1406
両眼視能検査 49 1862 24 912
立体視能検査 45 1710 12 456
網膜対応検査 20 760 15 570
色覚(色相配列) 1 60 1 60
色覚(色盲表) 1 38 1 38
涙液分泌 1 38 12 456
中心フリッカー 8 304 11 418
アムスラー 10 380 6 228
動的視野検査 42 8190 18 3510
静的視野検査 35 10500 25 7500
斜視訓練 29 3915 15 2025
弱視訓練 8 1080 8 1080
角膜曲率半径 38 3382 60 5340
眼底カメラ 18 1008 60 3360
ポラロイド1枚 30 480 28 448
蛍光眼底写真撮影 0 0 5 2440
角膜内皮細胞撮影 3 480 13 2080
前房蛋白細胞数検査 0 0 11 1760
暗順応検査 0 0 0 0
EOG 1 260 0 0
Aモード 0 0 9 1350
Bモード 0 0 2 700
ERG 1 230 1 230
VEP 1 670 1 670
眼球突出度 1 37 3 114
細隙灯検査 57 5244 0 0
合計 1203 100781 1192 101582
全平均(18カ所) 点数 1198 件数 101182

他科に比べて検査が多い眼科では、件数だけでなくひとつひとつの業務内容が多岐にわたっており、この集計でも一人につきかなり多くの種類の業務(35種類)を一ヶ月にこなしている。総合すると件数では平均1200件前後となり、保険点数に換算すると10万点以上となる。

今後ますます高度医療を必要とされる傾向がある中、検査の種類が更に増えていく可能性が大きく、実際にそれらの検査に携わる視能訓練士の役割はより大きくなっていくものと推察される。

また医療の業務だけでなく、高齢化社会に伴い急増する中高年の低視力者のQOVのためのロービジョンサービス(視覚的補助具の選定や指導)などに関わる業務も増え続けている。

平均して業務件数1200件前後、保険点数10万点以上となる。

通年における一人あたりの一ヶ月の業務件数ならびに保険点数

各月一人あたり検査件数&保険点数集計

月によってばらつきは見られるが件数では1400~1800件、保険点数では120000~160000点となる。

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