視能訓練士は昭和46年に視能訓練士法が成立されたことにより、法律で保障された身分制度を獲得しました。その後平成5年の法改正により、視能矯正の分野に加えてほとんどの眼科検査ができるようになり、その業務拡大により眼科一般検査員として位置付けられました。現在では、眼科検査領域における唯一の医療専門職であると認識されるまでになりました。社団法人日本眼科医会でも、眼科検査は視能訓練士等有資格者によって行われることを再確認し、視能訓練士の養成を今後の課題とするという方針が立てられております。フランスのR.Hugonnierの言葉にもあるように、眼科の先生方からは視能訓練士が検査を行えば眼科診療の質も向上し、眼科医にとってはどうしても必要なコメディカルであるとまで言っていただいております。これもひとえに眼科の先生方が、ここまで視能訓練士をご指導くださり育ててくださった賜物であると感謝しております。
昭和46年の第1回視能訓練士国家試験合格者は121人であり、全国的に不足していた視能訓練士も、平成18年3月現在では大学6校、専門学校17校と増え、毎年約500名もの国家試験合格者が誕生しております。有資格者も約6400名に上り、ようやく需要に対し供給が追いつきつつある状況になってきております。以前は視能訓練士は眼科開業医にはほとんど志望者がなく、大部分は大学病院や総合病院に就職するという問題もありましたが、現在では多くの開業医の皆様のところで視能訓練士の姿が見られるようになってきました。
今後視能訓練士協会でも生涯教育制度が始まり、我々視能訓練士は皆様のご期待に応えることができるよう、弛まぬ努力を続けてまいります。今後とも病院はもとより開業医の皆様にも視能訓練士を募集・採用してくださいますよう宜しくお願い申し上げます。
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